あかりの作曲・mix日記

作曲・mix、制作中に気づいた大切なコト。制作裏話。

音楽理論は必要?重要?

音楽理論は必要なのか

私的結論から言うと"天才以外は勉強したほうが良い"です。

 

一人で音楽する分には必要ないかもしれませんが、誰かと音楽をする、教わる、作品を誰かに聞いてもらう、ということも含めて"音楽を通じて人と関わる"時には知っておいたほうが得だと思います。

 

音楽理論は音楽の共通言語

例えば、キー、スケール、コードも音楽理論のひとつと言えますが、誰かとセッションするとき、「キーはCで、コードはDm-G-C-Cの循環で弾いていこう」と打ち合わせしたとします。

打ち合わせの内容が分からなければセッションに参加できません。これも音楽理論がわかったほうが良い理由の一つだと思います。

 

または、音楽を誰かに習おうとする時、ほとんどの場合先生は音楽用語を使うと思います。音楽用語を理解できなければ音楽教わることができません。教われないということは、自分の音楽が上達しなくなるということです。

 

ただし、天才は一人で解決できると思いますので必要ないかもしれませんね。

 

または、基礎的な音楽理論、スケールやコードはルールブックと言えるかもしれません。野球、サッカーなどはルールがわかってないと競技できませんよね?

 

世の中にあるほとんどの楽曲はそのルールに沿って作品が作られています。自分ひとりだけで作品を作り、誰とも関わらず、できた作品を誰にも見せないというなら話は別ですが、世の中に作品を発表して評価を受けたいと思うなら、その世の中で一般的に広く採用されているルールに乗っかるべきです。

 

とはいえ、音楽は自由なのでルールに絶対従わなければならないというわけでもないです。この一般的なルールに従わないで作られた作品などは「ぶっとんでる」とか「時代が追いついてない」等の評価を受けるわけですが…あえてそういう先進的な作品を作るのも面白いと思います。音楽は自由です。

 

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一般的ではないルールと言えば例えば、微分音スケールとか、無調音楽とか。

一般大衆に馴染みのない音使いをした音楽作品のこと。

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音楽理論は裏技大全集

音楽理論は過去の天才達が思いついた音楽のいろんな大技小技を、後の秀才達が凡人でもわかるように整理したものです。

 

例えば、コード理論は一つのメロディに対して和音を一気に追加できるという超便利な機能です。これは音楽文化が発展していくなかで過去の超えらい人たちが和音の仕組みを凡人でもわかるようにまとめてくれたものです。もちろんコードなんて知らなくても楽曲は作れますが、メロディに対して和音その1、和音その2、和音その3…と一音ずつつけていくハメになります。コードの知識を得ることで機能的に楽ちんに和音がぽんぽんつけられるのです。超便利!

 

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もしもコードという概念がないとこうなります。

こうやって一音ずつ和音をつけてもまっっっったく問題ないわけです。ゴールは同じところへたどり着くと思います。ただ、3ついっぺんに和音がつけれたら楽だよね!っていうただそれだけの話。

コードはつまり和音をつける裏技なのです。

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音楽理論は重要なのか

音楽理論は必要かと聞かれたら必要ですと答えますが、重要かと聞かれたらちょっと考えてしまいます。

 

楽曲を作る時に、どういう作風にしようか、どういう表現にしようかというのはその人のセンス、感性を元に表現するものだと思います。0から1を作るスタートはやはり感性だと思います。しかし、思い通りの作品を作るために必要な技術音楽理論だったり、たくさん音楽を聞いた経験だったりするのかなぁ…と思っています。

 

例えば、文化的な側面からの言語学では「言葉の数だけ感情ある」等と言われたりします。その言葉を理解できないと感情も理解できないという言語と感情の結びつきがあります。

私は音楽にもこういうものがあると思っていて、音楽的にたくさんの和声、コード進行、メロディ、フレーズなどをたくさん知っている方が音楽的に情緒豊かに表現できると思うのです。知らないメロディ、知らない音楽ジャンルは作れないし、知らない楽器は演奏できません。

 

理論的なことも含めて、音楽のことをたくさん知っていればそれだけ表現力があがると思います。ただし、"楽曲を作りたい"という心の芯の部分はやはり感性からスタートするものだと思うので、理論だけでは楽曲は作れないとも思います。

 

◆おわり

結局のところ、音楽理論はとても便利な道具であって、使う人間次第なのかな~と思ってきました。道具だけでは音楽は作れませんからね。作りたいって気持ちが大事。

 

 

音楽理論っていうと理論かぁ~...ってなるけど、音楽裏技集って言ったらどう?読みたくならない?

 

おわり。

さて、裏技集覚えてこよーっと!!

 

 

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YOUTUBEに投稿する曲。LUFSはどれくらいがいいの?

◆プラットフォームへ投稿する時LUFSは結局どれくらいがいいの?

根本的な間違いとして、ラウドネスノーマライゼーション・-14LUFSはプラットフォーム側の都合であり、私達が作る楽曲の為に作られたものではないということです。

プラットフォームは様々な音量で投下される動画に対してなるべく一定の基準で揃える事によって動画視聴の利便性=多くは手元の音量操作をしないで済むという利便性の為にラウドネスノーマライゼーションを導入しました。これは音楽をより楽しむというより、動画視聴の利便性に比重があると思います。

 

音楽制作、特にマスタリングにおいてラウドネスノーマライゼーションを考慮のひとつとするのは良いですが、ラウドネスノーマライゼーションを目標の第一とすることは本末転倒だと思います。

 

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◆楽曲の音量感について

極端な例を出しますが、美しい弾き語りの曲を-3LUFSになるようにリミッターマキシマイザーをあてたなら聞きづらいものになると思います。逆に迫りくる壁を演出したいロックの曲を-21LUFSへ合わせたならこれもちぐはぐに感じるでしょう。バラード、弾き語り、ロック、それぞれにおいて適切なラウドネスがあると思います。

 

ボーカル曲においてはボーカルの音量を同じに揃えた場合、伴奏の多さ、楽器の数、ギターの迫りくる壁によってラウドネスは変わります。つまり弾き語り曲をロックと同じLUFSにすると、弾き語りのボーカルはロックに比べて大きくなるということになります。

 

アルバムマスタリングの練習方法に無理コンピというものがありますが、LUFSで揃えた場合ボーカルの音量が変わってしまいます。ひとつのアルバムの中でメインであるボーカルの音量が変わると大変聞きづらいです。

アルバムマスタリングの定番の手法としては、ボーカルの音量を揃えるというものがあり結果として各曲のLUFSに差がでますが、ボーカルの音量が同じなので聞きやすくなります。これがLUFSを楽曲制作・仕上げの基準にしてはならない一つの答えでもあります。

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無理コンピとは!?

ロック、バラード、弾き語り、民族調などジャンルがそもそも違う曲を一つのアルバムに収めるというコンセプトでアルバムマスタリングを練習する方法。

ジャンルが違うので「それは無理でしょ!」ってなるから笑

自分の好きな曲を適当に集めてきて練習するだけです。とても楽しいですやってみて。

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◆楽曲仕上げの失敗あるある

過去のラウドネスウォー時代に全世界の人が間違えた()「音量が大きいほどかっこよく聞こえる」というのは音楽制作においても未だに私達の耳を惑わす存在であることも確かです。

例えば-6LUFSくらいに仕上げして「かっこよくできた!」と思っても、音源をwavへ書き出しした後、パソコンの音量設定など一切変えずに-14LUFSへ音量を下げて聞いてみてください。

音量を下げてもかっこよく聞こえたなら、そのマスタリングは成功していると言えるでしょう。もし-14LUFSへ音量を下げた時「思ったよりダサいぅ(ハムボ)」と思ったのなら、そのマスタリングは失敗しています。-6LUFSという音量の大きさに耳が惑わされたのかも。

 

◆ストリーミング時代のラウドネスウォー

ストリーミングの海に作品を流すということは、数多にあるすべての楽曲と聴き比べられるという事になります。前後の曲はどのようなマスタリングになっているかは未知数ですが、ロックならロック、ポップスならポップスのなんか平均的な()ラウドネスで作られている(音量が下げられている)と思います。

 

自分の作品たった一曲だけならどんなラウドネスでも良く、極端に言えば-21LUFSで仕上げても問題ないわけです。聞きにくければ手元の音量を上げればいいだけですから。

しかし、ストリーミングの海に存在する数多の曲と戦うためには-21LUFSではダメなのです。他の曲は多かれ少なかれラウドネスノーマライゼーションにより-14LUFSくらいまでに音量が揃えられています。そのなかへ-21LUFSで放り込んだら「この曲だけなんか音小さいぅ(ハムボ)」となり、しょぼく感じてしまいます。-14LUFS付近ではラウドネスウォーは現在も続いているのです。

 

プラットフォームは基本的に動画の平均音量が基準より上回っていれば下げますが、下回っているものはそのままです。このため、ストリーミングの海で戦うためには基準と同じか上回っている必要があるのです。(もちろん例外もあります。)

 

◆おわり

まとめると、プラットフォームへ投稿する場合の仕上げ感としては、規定の-14LUFSと同じか越えている必要があり、仕上げ時に-6LUFSとか音圧高めで仕上げたのなら規定のラウドネスノーマライゼーションまで音量を下げて聞いてみてもかっこいい、というところを目指すべきと思います。具体的なLUFS数値は楽曲によります。曲によっては-14LUFSを下回ることもあると思います。

 

理想が-6LUFSならそれを目指すべきで、"プラットフォームへ投下した結果-14LUFSに音量が合わせられる"です。順番を間違えてはいけません。

 

肝心なのは楽曲ひとつひとつについて適切なラウドネスがあること、デジタルの入れ物には限界があることを知ることだと思います。

注意すべきは楽曲仕上げの段階で、投稿するプラットフォームのラウドネスノーマライゼーションの基準に音量を合わせてもう一度聞き直すこと、音量が大きいとかっこよく聞こえるというラウドネスウォーの過ちを自宅でも繰り返さないことだと思います。

 

大事なことなので2回言いました。

これからも楽曲制作一緒にがんばろうね。おわり。

 

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ラウドネスを意識しすぎてリミッティングに失敗するパターンはこちら

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mix師って楽曲使って金儲けしてるよね?これって著作権違反?

著作権違反なのか

結論から言うと、著作権の問題なので著作権者がダメと言ったらダメです。おわり。

 

著作権者は何と言ってるのか

ボカロPさんの場合は、「個人的利用、非商用利用なら使ってもいいよ~」というスタンスが多いみたいです。他には、歌ってみたmixにおいて少額の対価を得る行為も許可と明示してくれてる方もいます。また、商用利用OKと言っているボカロPさんもいます。それぞれの使用方法をよく読んで守ってね。

 

JASRAC管理の曲については、YOUTUBE等、包括契約されているプラットフォームでは「自ら演奏したもの」であれば配信は問題ないとされています。「自ら演奏したもの」ですので、作品作りの過程でどんな金銭のやりとりがあるかまでは関与していません。

むしろ気をつけるべきはYOUTUBEで公開されている耳コピカラオケ等で、その耳コピカラオケ制作者に該当カラオケ音源を使って良いのかどうか確かめる必要があります。

 

◆責任は誰にあるのかパターン1

「ボカロPさん楽曲・個人的利用、非商用利用なら使ってもいいよ~」というスタンスが前提とします。

さて、歌ってみた作品を作りたいと思ったのは誰でしょうか?

もちろん「歌い手」さんです。その「歌い手」さんはボカロPさんの楽曲を使用して、mix師にお金を払って手伝ってもらい、"個人的"に"対価をもらう"ことも無く各プラットフォームで作品を公開しています。使用方法として何も違反はしていません。なにか問題があるのでしょうか?

 

なにも問題はありません。

 

なぜこの何も問題ない流れの中に「mix師が著作権を違反している」と飛び火してくるのでしょうか?誰かの陰謀でしょうか?

 

◆責任は誰にあるのかパターン2

「ボカロPさん楽曲・個人的利用、非商用利用なら使ってもいいよ~」というスタンスが前提とします。

さて、これからmix師として活動したいと思った人がいます。その「mix師」は自分のポートフォリオを作成するために、ボカロPさんの楽曲を使用しお金を払って有名歌い手に歌ってもらってmixをしてその作品を公開したとします。これは問題ありそうでしょうか?

私はこれは問題あると思います。なぜなら商売に使う宣伝作品にボカロPさんの楽曲を使用しているからです。ボカロPさんのスタンスとしては、個人的・非商用利用としています。商売の宣伝に使ってしまったらそれは商用的利用にあたると思います。直接の利益にならなくても、宣伝は利益に繋がる行為ですよね。(過去にお手伝いした作品のクロスフェードとかね…超グレーだよね…笑)

 

◆個人的利用の範囲はどこまで?

CDに付属してるoff vocalの音源に自分の歌声をのせて、mixしてもらって、自分だけで聞く、友達に聞いてもらうのはぜんぜんOKです。(個人的利用の範囲です。)

 

それをYOUTUBE等にアップロードして公開すると、原盤権に抵触するのでアウトです。

原盤権=大雑把に言うと、off vocalの音源を作った人がその音源を勝手に使ったらだめよと言える権利

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YouTube等の動画投稿サービスでの音楽利用について JASRAC

4 市販のCDなどの音源を利用する場合

市販のCDやダウンロードした音源を利用する場合、著作権とは別に、著作隣接権(音源製作者やアーティストの権利)の許諾を得る必要があります。音源製作者(レコード会社等)へ直接お問い合わせください。

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つまり、CDに付属してるoff vocalで歌ってみたするためにはレコード会社へ連絡して許諾、利用料を払うのでハードルが高いです。というわけで、YOUTUBEにアップロードされている耳コピカラオケを使うのが楽ちんというわけですね。

 

耳コピカラオケを使用し、上記「責任は誰にあるのかパターン2」の状況ではどうでしょう?問題はなさそうに思われます。が、耳コピカラオケ制作者が「商用的利用は不可」としていたら、やはり宣伝に使ってはダメな気がします。

 

◆幇助にはあたらないのか

mix依頼された楽曲が「明らかに著作権に違反してるとわかった状態」で手伝ったなら幇助犯になる可能性はあります。公開後、該当楽曲の利用方法が違反していて訴えられた場合とか。

依頼された曲がJASRACに登録されていない、権利の行方がわからないとか、明らかにCDに付属されてる音源だとわかっちゃったとか。(それでも個人的観賞用でしたら違反にはなりません。)

ぶっちゃけ依頼された曲が違反してるかどうかはmix師側では知りようがありません。責任は依頼してきた人にあります。(と思います。)

 

依頼された仕事を依頼通りに手伝っただけでは幇助にはあたらないと思います。ナイフをただ売ってるだけなら犯罪の手伝いにならないのと同じです。

 

結局のところmix師はただの作業代行であると私は思います。

 

歌ってみたmixした音源に◯◯権とかmix師には与えられないし。なんの権利も責任もありません。ただ作業代行してお金もらってるだけ。(mix師には著作隣接権があるって考えもありますが…ややこしくなるのでそういう主張するのやめてください笑)

ただし、mix師が主として積極的に商売の宣伝に楽曲を使う場合は注意が必要かなとは思います。

 

◆おわり

まとめると、著作権の問題なので著作権者がダメと言ったらダメです。

クリエイターの多くは、自分の作品を好きで歌いたいとか思ってくれることは嬉しいと感じているし、敬意を払う使い方をしていれば著作権で訴えられることはないと思います。お互いに敬意(とお金)を払って、気持ちよく活動していきたいですね。

 

おわり。

 

ちなみにこれは私個人の考えなので、法律の専門家からしたら違う意見があったりとか全然間違ってるじゃんとかあるかも知れないので、鵜呑みにはしないでね。くれぐれも。

 

おわり。

 

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ボーカルばかり目立つ、Hiあがりなmixについて。

◆ボーカル大きい?

最近の歌ってみたや、ボカロ曲でボーカルばかりが目立つmixを良く聞きます。昔からでしょうか。「ボーカルでかいなぁ…」と思いつつ、スマホで聞いてみると不思議!意外と聞きやすい事がわかりました。

 

また、低音抑えめなHiあがりなmixも同様にスマホで聞くと聞きやすい。
あえてそうしてるのか、そうなってしまったのかはわかりませんが結果的に「ボーカルだけは」ちゃんと聴きたいリスナーにとっては良い方向へ調整されてることになります。それはそれで良いのではないかと。

 

ちなみに、某マスタリングアシスタントしてくれるプラグインはElementsのグレードはローカット、ハイブーストで提案してきます。そのまま採用するとHiあがりな仕上がりに。Advancedだとそうはならないので、グレードで少し違うのかも。

 

ラウドネスノーマライゼーションの影響?

もう一つ、ニコニコが-15LUFSでラウドネスノーマライゼーション(RN)したことでも少し聞こえ方が変わっていると思います。


RNに大きく影響を与える低音部分をカットすることで、同じLUFSでもHiあがりな方が音が大きく?高音が目立って聞きやすくなります。特にスマホの小さなスピーカーや、イヤホンでは聞きやすいです。

 

結果的に、Hiあがりでボーカル大きめのmix仕上げにしたほうが、ニコニコの-15LUFS環境では声が大きく聞きやすく、派手で見栄えが良くなりました。規定のRNの中でいかにボーカルを大きく聞こえさせるか。

 

これって新しい音圧戦争?

 

作る方も聞く方も、そういうサウンドを求めてるのかなって思います。

 

◆おわり

マスタリングの目指す所の一つとして、

「他の同じジャンル曲と聴き比べられた時にしょぼく聞こえないようにする。投稿先の仕様を把握してそれに沿った最終調整をする。」

というのがあるので、ニコニコのボカロ曲として投稿するなら、あえてボーカル大きめにするのも一つの選択肢なのかなと思いました。

 

ちょっと悩ましい。おわり。

 

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マスタリングの音圧を変えてどれが好みかアンケートしてみた結果…

◆マスタリング音圧について

アンケートしてみました。

 

1.普通の音圧にしてみた場合

2.高音圧気味にしてみた場合

3.超高音圧にしてみた場合(わりと無茶してます。)

 

上記3パターンを作ってみて、音量を"揃えなかった場合"と"揃えた場合"で、どれが一番よく聞こえるかという単純なものです。

 

ツイートに書き忘れましたが、上の段から順番に再生されています。

Twitterはタイムライン上ではモノラルで再生されることがあります。Tweetをクリック又はタップしてTweetを表示させて聞いてみて下さい。

 

◆音圧を揃えなかった場合

 

・考察

音量を揃えなかった場合、単純に大きいほうがよく聞こえます。また、高音圧すぎる場合も音がゆがんで(ポンピング・ぐにょぐにょしてる)しまっていたりするのは聞こえているようで不評でした。

2.の高音圧気味が一番よく聞こえたようです。

 

◆音圧を揃えた場合

 

・考察

音量を揃えた場合、大きいほうがよく聞こえる牢獄から解放されるため、普通の音圧で整えたものが一番聞き心地が良かったようです。

ただ、普段聞き慣れているのが「2.の高音圧気味」なので"聞き慣れている音"に対して良い反応もありました。音源制作者としてここは重要なポイントかと思います。

 

◆おわり

例えば納豆など発酵食品の場合、その地域では好んで食べられていても他の地域に行くととても食えたものではないということがあります。

 

食べ物と音は違うものですが、人間の性質として"慣れたもの"はやはり良いのかもしれません。

 

あと、邦楽的mixというとやはりボーカル大きめというのが定番なのでしょうか?これも聞き慣れてたり「日本人ボーカル聞きたい」という好みの現れかと思います。

 

ちょうどいいあんばいって難しいですね。おわり。

 

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マスタリングについての考察

◆マスタリングについて

楽曲制作を始めて、mixも...マスタリングも...と順番に勉強してきました。

マスタリングついて勉強し始めた時は、最終的に音圧を上げること?音質を調整すること?と思っていましたが、勉強していくうちにもっといろんな深い役割があるのかなと気づいてきました。そのあたりを少し考えてみたいと思います。

 

◆マスタリングの昔?

レコードやテープを販売していた時代、そのメディアに合った音質調整をしたりする専門家だったようです。詳しくはわかりません。ぐぐってください笑

レコードに音源を落とし込む際に、低音が多いとうまく記録できないからローカットをするとかやっていたみたい?

 

◆マスタリングの今?

インターネット上でのダウンロード販売がメインストリームになってくると、YOUTUBEspotify等プラットフォームに合った音質(音圧)調整をするという方向へシフトしたのでしょうか?

 

◆音楽制作環境について

制作環境もPCが主流となり、高額なアナログ機材は個人で揃えるのは難しいですが、ITB環境においてはアマチュアとプロの機材の差は少なくなっていると思います。

 

レコードやテープに記録するような超専門的な知識は必要なくなり、各配信プラットフォームに沿った適切な音質・音圧を作ることは個人制作でもできます。

 

その他、マスタリングをAIで行うプラグインや、AIによる自動クラウドマスタリングサービスなどもあります。

 

え、マスタリングの仕事なくなっちゃうんじゃないの!?!?

 

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ITB:In The Box(いんざぼっくす)

DAW内で制作を完結させること。

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◆制作者とリスナーをつなぐお仕事

実際にはマスタリングのお仕事はなくなりません。

 

私は歌ってみたmixの他に、個人の楽曲制作者からの依頼を受けたりしていたのですが、その中でいろいろ見えてきたものがありました。

 

代表的なものが、

・楽曲制作者が見落としてるノイズがあった

YOUTUBE等での公開時に音量が極端に小さくなってしまっている

・楽曲のラストで音が途切れてしまっている

等です。

 

このような不具合はAIが見つけて修正できるとは思えません。最終的に人間の耳に届く音源として完成しているか否かは、人間でないと判断できないと思うのです。

 

リスナーの耳に届く前に、"最終チェックするお仕事"がマスタリングするっていうことなのではないかと思い始めました。

 

◆誰でもアーティスト時代で

PCさえあれば、さらにはスマホさえあれば誰でも楽曲制作ができる時代になりました。制作者が増えればその分、多種多様な不具合がでたりするものです。

 

制作者がどういうものを作りたいと思っているのかとか、楽曲としてちゃんと聞ける作品になっているのかとか、制作者が見落としてしまっている事が無いかとか、どういう風に公開したいのかとか、制作側としてでなく三者的リスナー側の視点から作品を見て適切にアドバイスができること、さらにそれについて細かく調整できること。これが大事だと思うのです。

 

◆おわり

2mixが優れて整っていればマスタリングで音質調整しなくても良いことがあります。それでも"最終的にチェックしましたよ~"という事、その責任にお金を払ってるんだと思います。超大事。

マスタリングするということは、エンジニアとしての自分の名前を冠して「この音源は楽曲として十分楽しめます!」と言うことに他なりません。責任重大です。超責任重大です。と思いました。おわり。

 

 

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音の距離感ってどうやって調整するの?

◆音の距離感について

mixする時、音が左右どちらから聞こえてくるかと同時に、その音が近くで聞こえるか遠くで聞こえるかの調整が大事になってきます。

 

音の距離感?とはどうやって調節するのでしょうか?

 

◆音の大きさ

単純に近い音は大きく、遠い音は小さく聞こえます。基本はこれ。

 

◆近接効果

単一指向性マイクで録音した場合、マイクに近づく程低音が大きくなるという特徴があります。

ボーカルの場合、コーラス(ハモリ)は低音をカットするとマイクから遠ざかっているように聞こえます。

 

全指向性のマイクでも起こるのでしょうか?良くわかりません。

 

◆距離減衰

遠くにある音は高音側から減衰していきます。遠くにある音として表現するには、高音をカットorシェルビングEQで下げると遠くにあるように聞こえます。

高音を下げれば下げるほど遠くにある音に聞こえます。低音はほとんど減衰しないらしいです。

 

おや?近接効果と矛盾しますね??

近接効果はマイクから遠い事であって、耳から遠い事とは状況が違っています。

録音物としてマイクから遠い事と、物理現象として遠くにある音は別で考えると良いと思います。

 

◆音のぼやけ感

遠くにある音はぼやけています。特に高音側からぼやけていきます。高音側が鮮明に聞こえて音が小さい場合、それは遠い音ではなく"近くにある小さい音"として認識されると思います。む、難しいですね...

 

◆音の押し出し感

近くにある音は音の大きいところと小さいところの差が大きくなります。遠い音は距離減衰と音のぼやけ感もあいまって、のっぺり・もっさりして音の大きい小さいがあまりないように感じます。これも特に高音側に現れると思います。

 

note.com

 

◆おわり

以上、私が普段mixするときに気をつけてる音の距離感について書いてみました。他にもこんなのあるよっていうのあったら教えて下さい。おわり~。

 

 

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