◆覚えておきたい歌ってみた用語集
・歌い手
主にネット上で"歌ってみた"という動画を公開してる人。インターネットカラオケマン。
「夢は歌い手になることです!」って言ってる人を見かけますが、適当に歌動画を出せば歌い手にはなれます。別にでっかい夢でもなんでもない。30分ぐらいでなれます。
・mix師
歌い手の歌を良い感じにしてくれる人。mixのプロはミキシングエンジニア(または、レコーディングエンジニア)と言います。中にはプロのエンジニアが掛け持ちでやってる場合もあります。インターネット混ぜ混ぜマン。
・絵師
神。
・動画師
歌い手のキャラ絵を良い感じに動かして動画を作ってくれる人。
・エンコ師
オリジナルのボカロ動画の音声を、歌い手の歌ってみた音声と差し替える事を"エンコする"といいます。それをしてる人。10分もあれば終わる作業。
と思っていたのですが、もっと奥深い世界だったようです。
・P
ボカロPさん。Pはプロデューサーのこと。
・頭出し
歌ってみたのボーカル音源とカラオケ音源の歌い始めを合わせること。
mix師から指定を受けることがあります。要チェック!
・ボーカル音源
歌ってみたのボーカルだけの音声を録音したファイル。ちなみに"アカペラ"は伴奏なしで歌う歌唱スタイルのことなので、アカペラ音源は間違い。
・カラオケ音源
歌ってみたのカラオケ音源。借りてきたままmix師に渡すのが基本。
・アップローダー
音源の受け渡しに使うネット上にある倉庫。
最近はLINEkeepに保管して、共有アドレスを渡す方法が楽で良きよきです。
(LINE/9.10.1のアップデートでこの方法は使えなくなりました。)
・無償・有償
◇無償と無料は厳密には違いますが、ごっちゃで使われています。金銭の対価なしで作業すること。金銭以外の対価を要求されることもあります。ただより高いものはない。気をつけましょう。
◇有償は金銭の対価をもらって作業すること。
・ワンコーラス・フルコーラス
ワンコーラスはいわゆる一番のこと。フルコーラスは歌全部のこと。
ワンハーフとか言うと、一番とサビもう一回。(だったかな?
かっこつけて言ってるだけです。じゃあ一番て言えよ笑
・ピッチ調整
ボーカルのメロディのミスったところを直します。歌が綺麗に聞こえます。
・タイミング調整
ボーカルのリズムがズレたところを直します。歌が綺麗に聞こえます。
・ケロケロ
ピッチ調整を極端にやると声がケロケロしてきます。それ。
・音圧
音がどれだけ詰まってるかを表します。音の密度。ぎゅうぎゅうに詰まってる方が音が大きく迫力あるように聞こえますが、耳が疲れます。ほどほどが一番。
・音割れ(クリップ)
録音する時、声が大きすぎてバリバリってなる事です。音楽業界では普通、一箇所でもクリップすると一発アウトになります。mix師でも音割れ音源不可という人も多いです。私はそれでも受け付けています。綺麗にはならないですが…
・ノイズ
楽曲中、不必要となる音のことです。録音する声が小さいと「サーッ」っという音が聞こえたり、服が擦れる音、隣の家のドアを閉める音など全部ノイズです。
なければ無いほうが出来上がりが綺麗になります。
・テンポ
楽曲の全体的な速さのこと。BPM。びーとぱーみにっつ。
一分間に何回手拍子するかの回数。
・ハモリ
メインボーカルと違う旋律で一緒に歌って良い感じにすること。
・コーラス
コーラスというとみんないろんな意味で使ってるので注意が必要です。
◇VSTのコーラスモジュールのこと
◇ワンコーラス・フルコーラスとかのこと
◇メインボーカルに対してのバックコーラスのこと
◇ハモリのこと
・マスタリング
音源を聞きやすいように超良い感じにすること。
研ぎ澄まされた音感がないとうまくできない。マスタリングエンジニアは上級職。
・トラック
mixする時に合わせる音源の数。
ボーカル+カラオケなら2トラック。ハモリが入ると3トラック。基本的にトラックが多くなるとmix料金は跳ね上がります。
・リテイク
歌い直し、録音し直すこと。
・wav・mp3
音源の形式。mixでは基本wavを使います。迷ったらwavと覚えてください。
わぶ、うぇぶ。えむぴーすりー。
◆用語をきちんと使おう
すぐ終わると思ったら、予想よりいっぱいあって、まとめるのけっこうたいへんでした笑
用語をきちんと整理しておくと、mix師とのやり取りで話が進めやすいし、ミスも減らせると思います。 覚えておくと便利ですね。