あかりの作曲・mix日記

作曲・mix、制作中に気づいた大切なコト。制作裏話。

歌う時、大げさに唇を動かしてみよう!

◆喋る言葉と歌う言葉は違う

前回、喋る言葉と歌う言葉は違うんだよ~、という記事を書きました。

 

akari0523.hatenablog.com

 

今回はその続きで、歌うときのちょっとしたコツを書いていきたいと思います。

 

◆マイクの前で喋ってるだけ?

mixしていると、こういう方に結構会います。家の中で声が張れないというのもあると思いますが、歌うのではなく、音程に合わせて"しゃべってる"という感じがします。

恋愛サーキュレーション」とか、「東京サマーセッション」みたいな曲は、もともとしゃべってる感じなので、そんな歌い方でもいけちゃいますが、バラードみたいな曲だとまったく迫力がでません。

mixでは補完できません☆

 

ピッチとタイミングはボーカルエディットで多少補完できますが、歌の迫力だけはどんなに優秀なmix師でも、補完できません。(たぶん...できる人もいるのかな?私には無理です。) 

 

◆ちょっと唇を動かしてみよう

普通喋ってる時って、唇はあまり動かさないですよね?

試しに喋ってみましょう。

 

「こんにちはあかりさん、突然ですが大好きです。」 (きゃあ嬉しい♪)

 

唇はどれくらい動きましたか?

 

続いて、これを見てみてください。

youtu.be

いや、日本語じゃないだろ!とかいうツッコミはなしで。
なんとなくオペラで検索したら出てきたので貼りました。特に意味は無いです。

 

とても表情豊かに歌っていますよね。素敵に見えます。

口の動きに注目してください。めっちゃ動いてますよね。

実は、これが歌声づくりの基本なのです。

 

唇がめっちゃ動く☆

 

◆歌声は母音で作る

歌声は母音で作ります。母音の違いは口の形で変わります。

唇を動かさないで歌うと「あ」なのか「お」なのか、わからないのです。

特に寒い地方の人は冷たい空気を吸いたくないので、唇をほとんど動かさないでしゃべります。私の祖母が北海道の人なのですが、何言ってるかほとんど聞き取れませんでした。(いつも、身振りや状況で会話してました。笑)

 

ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ、いつもより唇を大げさに動かすだけでいいのです。音楽の授業で習いましたね。「口を大きく開けましょう!」って。


唇の動きを大げさにするだけで、母音のメリハリが付き、歌詞が聞き取りやすくなります。

歌は歌詞ありきです。歌詞をしっかり伝えましょう。

 

◆静かに優しく歌う時に効果あり

楽曲の中で一箇所ぐらいは、静かに優しく歌うパートが出てきますよね?

この時、静かに歌おうとすると、自然と唇の動きも小さくなってしまいがちです。

 

頑張って、唇をめっちゃ動かしてみましょう。変顔になるくらい動かしていいです。

静かに歌ってるにもかかわらず、歌詞・母音がはっきり聞こえてきて、歌声がキラキラしてくると思います。

 

 

せっかく綺麗な歌声なのに、ぼさ~っと歌ってる感じがして、もったいないなって思う歌い手さんがいっぱいいます。特に男性ボーカルは迫力が全然変わってきます。

いつもより唇を大げさに動かすだけ、です。ぜひ、試してみてください。 

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