◆自分でやってみよ?
歌ってみたをする際、ピッチ・タイミング補正ってほぼ必須みたいな流れになってますよね。mixする側としても、歌手の意向をくみ取って、かつ綺麗に補正するのはなかなか難しいのです…
というわけで、今回は歌った人が自分で補正してみよう!というのをオススメしたいと思います。
PCを持っているそこのキミ!挑戦してみよ☆
◆ソフトを準備しよう!
「Vocal Shifter」というソフトを使います。「LE」と書いてあるのが無料版です。
え!?ピッチ補正って◯◯ダインとか高価なやつじゃないの??なんて、思うかも知れませんが心配いりません。だまされたと思って導入してみてください。
◆ファイルを準備しよう!
「Vocal Shifter LE」が読み込めるのは、「44.1kHz・16bit・wav」(※)という形式だけです。ファイル形式の変換はわりとメンドイので、オンラインコンバーターを使ってしまいましょう。(自己責任です)(※22,050Hz~48,000Hz/8bit・16bitが入力出来ます。)
「wav」「CD音質」というのを選んで変換すればOKです。
◆ファイルを読み込もう
さっきコンバートした、「44.1kHz・16bit・wav」のファイルをドラッグ&ドロップします。そのへんにポイすればOK!
解析設定が出るので、全音域でOKにします。
ボーカルを読み込むので「単音ボーカル用」を選びます。
(カラオケ音源を読み込む時は、和音用を選んでください~!)
さあ!準備ができました☆
◆ピッチを操作しよう!
左側の「■PIT」と、上側の横長の「□」を選びます。
すると、自動でひとかたまりずつにしてくれます。これを「セグメント」といいます。
このかたまりをマウスでドラッグして上下に動かすだけです。
ね?簡単でしょ☆
半音ずつ区切られている横線が表示されてるので、その線に合わせていけばいいだけで~す!
(※鉛筆ツールとかで、もっと細かく調整もできます。)
◆タイミングを操作しよう!!
次はタイミングです。左側の「■TIME」をポチっと押します。
画面中央で右クリックするとメニューが出てくるので、
「アタック検出」→「OK」と進みます。
「アタック」というのは、「声を出したところ」と覚えておけばOK!声を出した所をどれくらいで検出=たくさん線を引くかどうかということです。
ちょっと細かく線があった方がいいので、何度か試してみてください。 決めたら「OK」を押します。(何回でもやり直せます。)
できたら赤い線をマウスで掴んで左右に移動できます。これでタイミングを合わせます。
ね?簡単でしょ☆
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2020/08/20 追記
「アタック検出」の上の項目「ノート位置に制御点追加」を使うと、効果的に制御点が追加出来ます。こちらも試してみてください。
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◆できたファイルを保存しよう!!
補正が終わったら、左上の「ファイル」→「Waveファイル出力」を押します。
ファイル名を入れたら、「24bit」「モノラル」を選びます。
(ボーカル音源は「24bit」「モノラル」であれば99%間違いないです。)
ね?簡単でしょ☆
◆おわり
ピッチ、タイミング補正ってなんだか難しそう…機材もないし…と思ってる方多いと思いますが、無料のツールでもぜんぜん行けちゃったりします。
自分でできるなら思い通りに直せるし、無料のmixさんに頼む時にも「ピッチ直してありま~す!」って言えば、受け付けてくれる可能性もあがると思います。
本来なら練習を重ねて、歌いこんで、補正は最小限に留めるものですが、練習する時間があまり取れなかったり、諸々の事情で音源がこれしか無いよ~という場合もあるので、そのへんはまあ…いいんじゃないかな?と思いま~す!!おわり! やってみて!