◆Primeなう！
歌ってみたmixを始めてしばらく経ちました。ということで、久々にprime縛りでmixしてみようかなと思い立ったのでやってみました。
私はmix始めた時からずっとStudio Oneだったのでprime縛りは懐かしいです笑
と、ツイートしてたところ、どんな工夫してたのか見たいと言ってくれた方がいたので、ちょっと書いてみようと思います。
◆トラックの画像ぺたり
トラックとコンソールの画像貼ります。適宜見ながら読み進めてみてください。
◆工夫した所1-ボーカルレイヤー
トラックの7です。
メインボーカルにドライブを強めにかけて。薄くレイヤーします。そうするとボーカルが強くなります。できれば本体のボーカルと違う録音のほうが厚みがでます。私がいつも「メインボーカル2本ください！」と言ってるのはこの為もあります。
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2020/08/07追記
違うボーカルを使うとタイミング調整の手間や、芯がボヤけるなどのデメリットもあります。同じボーカルを使っても効果はあります。お好みで。
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◆工夫した所2-パラレルコンプレッション
トラックの2と3です。
primeはchannelstripのコンプしか無く、細かいコンプの調整ができません。なので、ガッチガチにコンプしたボーカルトラックを別に用意して、コンプしてないボーカルと比率で混ぜました。コンプしてギュッとしまったボーカルに、コンプしてないボーカルの元気の良さを混ぜる事で元気良く、芯のあるボーカルにしました。
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2020/08/10追記
本来の意味としては"send"で別トラックに送ってアウトで一本に戻すという方法を取らないと行けないらしいです。遅延の問題があるそうです。
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◆工夫した所3-コーラス部隊
トラックの5と6です。
トラックの5はChorusというエフェクトをかけてぼわっとさせました。
トラックの6はさらにそれをトランスポーズで-12（オクターブ下）にして、レイヤーしました。-12を足すと、ボーカルに低音が加わって、さらにいい感じに強くなります。
女性は-12、男性は+12を足すといい感じになりそうです。
このトラックも、通常本体とは別録音を使います。メインボーカルは2本ください笑
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2020/08/07追記
コーラストラックは左右に振って、ステレオ的な広がりを出すといい感じになります。
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◆工夫した所4-ノイズトラック
トラックの8です。
仮完成した2mixを書き出し、トラックに加えます。「redlightdist」をインサートしたら、かなり強めにドライブをかけます。「ぎゃーうるさい！」っていうぐらいまで歪ませたら、聞こえなくなるまでフェーダーを下げます。すると全体がいい感じに汚れます。
ここでホントはLRチャンネルをスワップしてクロストークノイズにしたかったですが、primeにはそのエフェクターがないのでそのまま。今思えば、モノラル化しても良かったかも。
◆工夫した所5-リバーブトラックにて
ショートリバーブ、プレート、ホールの3つと、ディレイと、ピンポイントで使うリバーブ合計5種類。リバーブについては別記事でオススメしたいです。
1/4って書いてあるトラックはリバーブとディレイを両方インサートして複雑な反響を作っています。
◆工夫した所6-マスタートラックにて
channelstripは多段コンプです。
redlightdistも二段ですが両方汚しです。パラメータを0にしたまま通すだけでも音がいい感じに良くなります。
mixverbはパラメータ最大にして、1％だけ混ぜました。楽曲全体が丸くなりました。
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2020/08/07追記
弱めにドライブをかける事で、サチュレーション的効果が期待でき、全体の音が影響しあって一体感がでます。やりすぎると、音が潰れて艶やかさ元気の良さが無くなります。
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◆おわり
と言う感じで工夫しました。ここまでやってみて思ったのは、
やっぱり手間かかりるす！笑
有料のDAWなら、同じことをしようとしても、もっと効率よく時短で出来ますね。そこがやっぱりproなのかも。 prime使いは、マスタリングはSoundEngineで。
そんなこんなで、今回紹介した方法、興味があったら試してみてください。
あと、最後になりましたが、何よりも大切なのは、
ボーカルの質（音質、歌声共に）が良いであること。
これが一番大切。読んでくれてるみんなはもうわかってるよね。ではでは～。
