あかりの作曲・mix日記

作曲・mix、制作中に気づいた大切なコト。制作裏話。

歌ってみたあるある。マスタリング済音源を使う時のコツ。

 

あきらめましょう。おわり。

 

うそです。ちょっとがんばります(笑

 

◆マスタリング済音源とは

 混ぜたてが2mix。そこから最終仕上げしたものがマスタリング(mastering)音源です。マスタリング工程において音圧を上げを行い楽曲に迫力を出しています。

 

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 業界用語で海苔と言います。なぜ?形が似てるから?たぶんそう。端っこがちょっと隙間があるところとか笑(これはそうでもないやつ

 

こんな風に音がギュッと詰まってるほうが迫力があるように聞こえるのです。

 

Twitterで「またノリか...」とかつぶやくと、ちょっとできるヤツっぽい。でも、ホントにノリを沢山見てる人は、もうそんな事言わない。小さくうなずくだけ。

 

akari0523.hatenablog.com

 

 ◆まず先客に降りてもらいましょう。

マスタリング音源は音がバッチバチに詰まっているので、もう入り込むスキマがありません。とりあえず先客に少し降りてもらいましょう。

 

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 ゲイン(gain)をある程度下げます。ゲインとはとりあえず「元々の音の大きさ」と覚えておけばOKです。

するとボーカルが入るだけのスキマが出来ました。これで混ぜていきましょう。

 

混ぜ終わったら最終段階で音圧を上げ直します。この時、元の音源がギリギリまで音圧を上げていた場合、音が歪みやすいので注意します。程々に。 

 

 ◆がんばってギザギザを復活させてみる

 マスタリングの音圧上げで失われたギザギザは基本的に戻すことはできません。と言われています。「Relife」というVSTを使うと復活できるそうですが、今回は違った方法を試してみました。(Relifeは32bitVSTなので64bitDAWで使うのがちょっとめんどい)

 

上段:トランジェントシェイパーを使ってみた。

中段:マスタリング済で配布されているカラオケ音源のゲインを下げたやつ。

下段:RX7のDeclipを使ってみた。

 

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音圧をバシバシに上げた時、だいたい犠牲になるのが低音部。スネアとかバスドラが鳴った時の音です。トランジェントシェイパーを使うとその「鳴った時の瞬間」をちょっと強めたりできるので、結果ギザギザが戻ってるように見えます。

RX7のDeclipは音割れを検知して修復するので、音割れしていない音源に使っても復活はしませんでした。これは予想通りです。

 

この方法で擬似的にギザギザを復活できるかも知れませんね。(でも実際には音を聞いて耳で判断しましょう。) 

 

◆で、結局どうなの?

結局の所、私達は普段音圧が突っ込まれたノリ波形の音楽を聞いてるわけで、そのままmixしても良いんじゃないの?って話です。問題無しです。

 

海苔系音源は、ボーカルと重なる帯域にギターとかが出しゃばってる事があるので、ちょっと気をつけます。あと、前項でも触れましたが、カラオケの低音部が犠牲になってることが多いので、それに合わせてボーカルの低中音部(500Hz付近)からゆるーくローカットすると、オケと馴染みやすくなったりします。(むしろこっちを試して見て欲しい。オケをいじるのは難しいので。)

 

と言う感じでした!ギザギザポテチ好きは試してみてください~!ではでは!

 

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