◆歌ってみたのこだわり
皆さんそれぞれこだわりがあると思います。
歌ってみたのmixをしていても歌い手の方からピッチが~、タイミングが~、という細かい指摘をいただくことがあります。皆さんなりに、なんとか自分の歌をうまく聞かせようとして、あれこれ考えてるのだと思います。
依頼ですので、もちろん修正方向で考えますが、はっきり言って全部"無意味"だと思っています。
◆歌なんか聞いてない
誰も素人の歌なんか聞いてません。これが真実です。
私も歌ってみた関係は、だいたい最初の1フレーズで聞くか聞かないか決めています。
(仲良しの歌はちゃんと全部聞いてますよ~☆)
マスタリング済み音源を渡した後、0.03秒のタイミング違いで、修正かけてくる人もいます。もちろん直す方向で考えますが、毎回「無意味だな~」って思ってます。
直した所で誰にも気づかれないし、そもそも聞いてもらえてるかすら、あやしいんですから。
「キミの音源、最初から最後までタイミングぴったりですごいよね!」こんな褒め方する人、聞いたことがありません。
あっでも、「ボーカル全体的に走ってるよね」っていうアンチコメはよく見かけますね。
…それ、私がmixしたやつです☆
◆こだわるって何でしょう?
私達作詞作曲する人から見れば、歌ってみたでのこだわりなんて、ハナクソ以下だと思っています。ほんとに歌にこだわるなら、作曲から始め、歌詞、楽器の音、ひとつひとつ全てにこだわりを持ってすべきではないかと。
歌ってみたなんて、カラオケでしょ?所詮"他人のふんどしで相撲をとってる"にすぎないんです。そんなものにこだわりなんて認めません。
「こだわりたいから歌い直ししたいです!」と言うならまだわかりますが、mix師に対して自分のこだわりをぶつけてくるとか、頭おかしいんじゃないかと思います。
こだわりってそもそも、自分の行動に使うものでしょう?
◆歌ってみたで真にこだわるべき所
さて、ひどいことを散々言いましたが、歌い手にもこだわるべき所があります。それは、"投稿本数"です。
とにかく回転上げてたくさん投稿しましょう。これだけが唯一のこだわりポイントだと思います。「週1回必ず1本あげる!」とか素晴らしいと思います。
1曲にこだわって100回歌い直しするよりも、多少荒削りになってしまっても、100本投稿したほうが歌も上手くなります。人気も出ます。
1本目がどうしても気になるなら100本投稿した後に、1本目を歌い直しすればいいじゃない。自分の上達ぶりに驚くと思います。
例えば先の件で、0.03秒のタイミング調整でmix師とやりとりで3日ぐらいかかったとします。その3日分、自分の歌を見てくれてファンになってくれたかも知れない人達を失ってる事になるんです。これ、もったいないですよね。
もし10本あったら30日。1ヶ月分の見てくれた可能性とファンになってくれた可能性を捨ててることになります。ほんとにもったいない。
◆本番を重ねる事こそ、歌の上達の早道
実際に舞台に上がって歌うわけではないですが、
・歌の録音
・動画公開
この2つを通過する事が重要なのです。
反省点がいくつも出てきます。アンチコメにも対応しないといけません。
ですが、ここを乗り越えることで上達していくのです。
練習100回より本番100回。雲泥の差があります。
◆こだわりたい所、こだわらなくていい所
全てのこだわりが無意味とは言いません。そーゆーこだわりにこそ、味があって良いとなる場合ももちろんあります。
ですが、目的から大きくはずれたこだわりは時間を浪費する割に、効果が薄かったりしますよね。
もう一度言います。
そんな所、誰も見てないんです。
時間は全ての人に等しく平等です。無意味なこだわりで時間を浪費したくないものですね。
まぁそもそも、"こだわり"って無駄なことが多いものなんですけどね。
それが楽しかったりしてね☆