◆ゲスボなので...歌ヘタなので...
歌ってみたを公開する時、こんな風に謙遜している方を見かけます。実はホントはそんなこと思って無くて、きっとハードルを下げる為に言っているのだと思いますが、私は例え冗談だとしても、この言葉を聞くたびに心が痛くなります。
◆世界にひとつしかない楽器
世界中どこを探しても、あなたの声と全く同じ声の人なんていません。あなたの歌声は世界にたったひとつしか無い、超絶レアな楽器なのです。
歌声ほど、人の情感を伝えられる楽器は無いと思っています。人間性や、人生経験や、ひたむきさ等など、全て伝わって来ます。反面、おろそかに歌えば、それも伝わってしまいます。
◆楽器の練習量
そんな優れた楽器ですが、どうやって育てたらいいのでしょうか。
例えば、ピアニスト、ヴァイオリニストは小さい頃3歳とか4歳から練習を始めます。それで毎日何時間も練習を重ねて、やっと大人になる頃に、自分の体の一部のように、自在に音色を作れるようになります。
1万時間というのを聞いたことがあるでしょうか?
全く何も知らな状態から、1万時間練習することがプロになる最低条件だ!みたいな感じだったと思います。1日10時間やれたとして、1000日なので、3年くらいでしょうか?
楽器と違って、歌声は1日に1.5時間くらいしか練習できません。無理をするとすぐ喉を痛めてしまうからです。"がむしゃらに"というのが絶対NGなのです。(中には大丈夫な人もいます。)
1日1.5時間とすると1万時間に到達するのに、6666日かかります。18年でしょうか...ずいぶん遠くなりました。それだけ習得するのが難しいのです。
歌声を作ろうと思ったら、限られた1.5時間の中で、効率よく学ばなければなりません。
◆話す声と歌声は違う
どんな声だって、最高の音色を出せる素質はあると思っています。ただ、いつも話してる声を"歌声として演奏する"方法を知らないだけなのです。
私のブログでも、何度か歌声に触れています。そちらもぜひ、見てみてください。
間違えた練習を続けると喉を痛めてしまいます。
本当に歌声を作りたいと思ったら、早めに信頼あるボーカルトレーナーに教えてもらうべきだと思います。自分の声を守るためにも。
(ボーカルスクールではなく、プライベートレッスンしてくれる先生がオススメです。)
akari0523.hatenablog.com
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◆おわり
あなたの声は 生まれてからずっと一緒にいる、世界にたったひとつしか無い、最高の楽器です。どうか信じて、育てて上げてください。きっと、最高の音色を奏でてくれると思います。
あなたの声はあなたにしか演奏できません☆
そして、私の声は最高の音が出せるんだ!って思うと、ほんとに綺麗な声が出るようになります。ウソのようですが、ホントの話なのです。気持ちだけで声は大きく変わります。
歌う時は、ちょっとだけカッコつけて、自惚れてください。効果ありですよ!