◆ノイズって消してますか?
みなさんノイズって消してますか?ノイズの大きさにもよると思いますが、私はノイズって消さなくても良いんじゃないかな~って思い始めました。
ノイズってホントに消したほうが良いの?
◆ノイズって何?
ノイズはいくつか種類があります。歌ってみたで気にするノイズは、
・ホワイトノイズ→うっすら聞こえる「サー」っていう音。空気の音。
・ハムノイズ→電気の「ブーン」っていう音。
・パルスノイズ→電気をつけたり消したりする時に起きる「パチッ」っていう音。
・衣服の擦れ音→歌ってる時に動くと拾います「ガサゴソ」。
・ポップノイズ→マイクを吹いてしまった「ボフッ」っていう音。
大体このあたりでしょうか。今回はこの中でもうっすら聞こえる「ホワイトノイズ」について言及しています。
過度な「ホワイトノイズ」と上に挙げたノイズが混ざっていたら、全てリテイク案件です。
ノイズを消すよりリテイクしたほうが綺麗に仕上がります。ノイズと戦うのはどうしてもこの音源しか無いという「奇跡のテイク」の時だけです。それ以外は基本リテイクしましょう。
◆音楽的に使うノイズ
ノイズは音楽でしょうか?ただ「サー」と鳴っているだけです。しかし、この世の全ての音は音楽たりえます。
ノイズは楽曲に暖かみを与えてくれます。
全くの無音の空間というのは人を不安にさせます。ほんのちょっとだけ聞こえない程度にでも何か鳴っている(ambient)そういう音は安心感を与えてくれます。
レコーディング時に一緒に録音された、その"空間の音"が積み重なる事で、楽曲に空間と暖かみが生まれるのです。
通常聞いていて、気にならない程度のホワイトノイズであれば、わざわざそこへノイズカットをする必要があるのでしょうか?
ノイズカットすることで、ひょっとしたら感動する成分≒暖かみを消してしまっているかも知れないのです。
◆Studio Oneのあの機能
pro版についています。ミックスコンソールシェイパーといって、アナログmix卓をエミュレートする機能のようです。
設定は3つで「ドライブ(Drive)」「ノイズ(Noise)」「クロストーク(Crosstalk)」 です。
「ドライブ(Drive)」→音を歪ませます。(サチュレーション的効果)
「ノイズ(Noise)」→ノイズを加えます。
「クロストーク(Crosstalk)」→LRのチャンネルの音を混線させます。(たぶん)
これって何をしているかと言うと、全部"アナログ的なノイズ成分"を足していますよね。
◆おわり
私もmix覚えたての頃は必ずノイズカットを通していました。だってそう書いてあるんだもの笑
でも、声がきちっと聞こえるなら過剰に気にしすぎたり、わざわざノイズを消す処理は省いても良いんじゃないかな~と思いました。
まあこれは、ケースバイケースなこともありますし、好みの問題もありますが。
結局あとで足すなら、消さなくて良いんじゃない?と思いました。ということでした。
おわり~。