◆歌ってみたで一般的に要求されるボーカル録音の質
だいたい要求されるのはこんな感じです。
・ノイズが少ない
・録音した声が小さすぎない
・かといって大きすぎない
・音割れしてない
・スマホ不可
・頭出し必須
これって実は、初めて録音する方には、けっこうハードル高いです…
一つずつ見ていきましょう。
◆ノイズが少ない
外を車が通る音や、マンションなら上下左右の部屋の音が響いて来ます。
また、感度のいいマイクを使っていると時計の「カチカチ」という音を拾ってしまったりします。田舎住みの方はカエルとコラボになったりしますよね。
◆録音した声が小さすぎない
宅録の場合吸音設備がないので、録音すると「サー」っというノイズが入ります。「ホワイトノイズ」と言います。
声の録音の音量が小さいと相対的にホワイトノイズが大きくなるため、mixしたとき声が遠くなってしまいます。
部屋の中に布製品が多いと、吸音されるとか言われています。
◆かといって大きすぎない
大きい分には、相対的にホワイトノイズが小さくなるため良い感じなのですが、うっかりすると音割れしてしまいます。-6db前後をうろうろしてるといい感じですね。
◆音割れしてない
音割れとは録音音量が大きすぎてバリバリってなることです。「クリップ」するとか「赤がつく」とか言ったりします。音楽業界では普通、一カ所でもクリップした音源は一発アウトです。
◆スマホ不可
スマホ不可というのは、ホワイトノイズに関係しています。録音の時の声大きさがコントロールしずらいので、小さすぎたり、音割れしやすかったりするので、敬遠されています。うまく録音の音量をコントロールできれば、スマホ録音でも問題ないこともあります。
あとは、スマホマイクは高音域を拾いやすいこと、比較的、音はクリアではないことがあります。
スマホはマイクから離れて歌っても意外と声を拾うので、リップノイズを拾いにくくなることはメリットだと思います。
◆頭出し必須
「頭出し」とは、カラオケとボーカルの歌い始めを合わせる事ですが、PCがないとたぶんできないと思います。
スマホの場合「GarageBand(iPhone)」か「Tuneme(Android)」で録音したボーカルは録音した時点で「頭出し」ができてる状態になっています。楽チンですね。
スマホ録音の方はこのアプリを導入してみましょう。
◆スマホ録音のコツ
スマホ録音する時は、上記アプリを使って、音割れしない程度に大きく録音されていれば問題ないということになります。
「Tuneme」の場合、音声を圧縮しながら録音するので、かなり大声で歌ってもほぼ音割れはしません。(そのかわり歪みますのでほどほどに笑)
ノイズに関しては、毛布をかぶって録音するとか、車が家にあるなら、車の中が実はとても録音環境が良かったりするので試して見てください。シートが吸音してくれるので、反響もなくいい感じに録音できます。
あとは、スマホのマイクに向かって直接歌うと、音が大きすぎる場合があるので、片手でスマホを持って腕を伸ばして、画面を見ながらぐらいの距離でちょうどいいと思います。こちらも試して見てください。
うまく録音できたら、mix依頼してくださいね。
お待ちしております☆