あかりの作曲・mix日記

作曲・mix、制作中に気づいた大切なコト。制作裏話。

より響きのある魅力的な声になるために。

◆声量を出す為には?

さてさて、先日のブログで肺活量だけ鍛えても、声量はあがらないと書きました。

 

akari0523.hatenablog.com

 

 じゃあ、声量アップするにはどうすんの?!ってことで、今回は声量・響きのある声について書いていきたいと思います。

 

しかしながら、私は、声楽や音響のプロでもなく、今回はちょっと自信がないので、ただの一般人の一つの見解として受け取って欲しいです。と前置きして、逃げ道を作っておきたいと思います。

 

鵜呑みにしないでね☆

 

◆共鳴胴ってなに?

楽器には基本的に音を作り出す場所と響かせる場所で作られています。響かせる場所は"共鳴胴"とか言ったりします。ヴァイオリンでいうと、弦で音を作り出し、弦にくっついてる木の箱の空洞で音を響かせています。

サイレントヴァイオリンというものを見たことがあるでしょうか?(見たことない人はぐぐってみてね!)あれは、木の空洞が無くなっています。つまり、共鳴胴が無ければ、弦だけ強く鳴らしても音は大きくはならないのです。

 

声に置き換えてみましょう。声帯で作り出した音を、口の中の空洞と鼻腔で響かせる事で音を増幅します。声の場合は"共鳴腔"というそうです。

 

もし、共鳴腔を作らず大きな声を出そうとする事を、サイレントヴァイオリンで例えるなら...共鳴胴がないあの状態で、弦を無理やり力いっぱいかき鳴らして、大きな音を出そうとしていることになります。こんなことしてたら弦がすぐ悲鳴をあげる事は容易に想像できますよね。

 

声帯にこんな負担を与えてるなんてちょっとゾッとしませんか...?

 

◆共鳴腔の作り方

共鳴腔はしっかり作りましょう。

といっても私はボーカルの先生じゃないし、文章で伝えるのも難しいところもあるので、何か機会を作って一度ボーカルトレーニングに行ってみるといいと思います。

何かにつけて私は、ぼそぼそつぶやいてますが、歌ってみた用の数万のマイクを買ったり、カラオケに行くお金があるなら、そのお金で一度でいいからボーカルトレーニングに行ってみる事をオススメしています。今までの価値観が全部間違いだったと気づかされることでしょう。

 

自分の声を守る為にも☆

 

あとはそうですね…オペラの人の声真似とかクレヨンしんちゃんの声真似とかしてみたらいいと思います。笑

口の中の上の奥の方が開いていて「お~オラしんのすけだぞ~」って感じですよね。

 

あっ!でもボイトレ選びは気を付けてくださいね!大ウソ教えるところもあるらしいので…

倍音について

 倍音って聞いたことがありますでしょうか?

共鳴腔にうまく響かせる事ができると、倍音が強く鳴り始めます。普通の話声でも倍音はもちろん鳴っていますが、うまく響かせる事で強く鳴り始めるのです。

倍音が強く鳴ると、良く通る、抜けの良い声に変わります。

 

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 これがボイトレを受けたことのない人のボーカルの鳴っている周波数の画像です。
倍音は一番低いところが基音、そこから第2倍音、第3倍音、4、5、6、7…と続きます。この画像の特徴は、基音と2番目が強く鳴っていて、それに比べて3から先が少なくなっています。

 

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こちらはボイトレを受けたことがある人のボーカルです。基音と2番目と比べて3、4、5辺りと、3000Hz辺りの倍音も同じくらい鳴っているのがわかると思います。これはたぶんうまく響かせる事ができてるのだと思います。

 

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この画像はDTM打ち込みで使ってるヴァイオリンの音です。倍音が綺麗に並んでるのがわかると思います。ヴァイオリンの豊かな響きは想像できますよね。

 

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これは440Hzのサイン波の画像です。基音のみで倍音は全くありません。耳にキンキンする痛い音ですよね。

 

ヴァイオリンのように倍音が多いと響きが豊かで柔らかい音になりまし、逆に倍音が少なかったりすると、耳に痛い音になってきます。

 

◆響きのある抜ける声とは?

mixをしている方は経験がありますでしょうか。ボーカルが埋もれる、抜けてこないという感じ。

ヴァイオリンを模範解答とするなら、それに近い形の方が理想ということになります。

抜けない原因はつまり、"倍音が足りないから"ということですね。

 

ボイトレを受けてない方は特に基音と第2倍音にエネルギーが集中してしまいます。そこのエネルギーをもっと上の倍音に変換できるといいですよね。  

 mixでは、ボーカルが抜けてこない時は倍音を足したり、高域をブーストしたりしますので、理にはかなっていると思います。

 

 倍音が豊富になると、やらわかい響きの魅力的な声になってきます。さらにさらに、少ない息で、大きく響かせる事ができるので、呼気→声の変換効率が良くなり、「息が足りないよ~」なんてことも無くなってきます。

歌活動を続けるなら、自分の声を守る為にも是非、身につけておきたいですね。

 

今回はオチ考えつかなかった。 

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