◆録音の方法を教えて下さい!
歌ってみたの依頼を受け付ける時など、初めて録音する方からよく相談を受けます。
スマホでiPhoneなら「GarageBand」、Androidなら「Tune Me」が手軽に使えるのですが、PCとなると導入ハードルが一気にあがってしまいます。
私も、DAWを初めて導入する時はめちゃくちゃ時間がかかりました。なんでこんなにややこしいのかと発狂しそうでした。(実際、お家で叫んでました笑)
もちろん、苦労に見合う対価はあるのですが。
だがしかしです。
「教えてください~」なんて来ると、ほっておけないし、でも、聞く方も教えるほうも、スクショをいちいち送ってもらったりと、丸一日かかってしまいます。
今回はそんな悩みを一気に解決できる方法を見つけたので、紹介したいと思います。
では行ってみましょう!!
◆無料で使えるオススメDAW
と、その前に無料で使える私のオススメDAWの紹介。
・Studio One Prime 4
私のイチオシオススメDAWです。現行はバージョン4.5ですね。(2019年8月現在)
私はコレの上位版を持っているので、説明しやすいです。Prime版は外部VSTが使えません。Primeだけで2mixはできますが、リミッターが無いのでマスタリングはできません。
とにかく軽くて、「Studio One」を使っていて一度も落ちたことがありません。
一度も落ちたことがありません☆(外部VSTを使うとたまに落ちます☆)
Primeは無料版で、そのひとつ上のArtist版なら、学生さんなら6400円で買えちゃいます。ホントに超オススメ。
(Artist版も外部VSTが使えませんが、付属のVSTが高機能なので、なくても余裕です。)
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無料で歌ってみた等、録音・mixするならコレが一番良いと思います。外部VSTが使えるし、無料で良いの?という性能です。アホです。(あの、有名な米津玄師さんが使っていたとかどっかに書いてありましたね。)
「Studio One」に比べると、ほんのちょっとだけ重いです。もちろんちゃんと動きます。超オススメ。(私も導入してあります。)
導入が簡単なのか、これを使っている方多いみたいですね。ユーザー登録もなく、さらに、一部のVSTが使えます。(使えないのもあります。)
エラーが出るとか、書き出し時にタイミングがズレるなんていうバグもあって、歌い手の方とのやり取りで2~3往復してめんどくさい事もあります。
簡単だけど、ビミョ。
◆Sound Engine free
「Sound Engine」はDAWではなく波形編集ソフトです。
よく「audacity」と比較されてますね。歌ってみた界隈では「audacity」の方が知名度があるのか、こちらで録音している方をよく耳にします。私はずっと「Sound Engine」派です。
実は上で紹介してある「Studio One Prime」にはリミッターがついてないと書きましたが、「Studio One Prime」で作った2mixを「Sound Engine」に突っ込めば、なんとマスタリングができます。合わせ技でmixができてしまうんですね!(「Cakewalk」でいいけど)
「Sound Engine」はコンプレッサー、EQとかリバーブも使えて、単体の音声編集にはすごく重宝します。波形が見やすいので、説明するときのスクショ撮るのによく使ってます。
あとは、残響カットという超絶レアな機能が使えます。使い方難しいですが。使えます。
いろいろ便利☆
◆録音のやり方
さてさて、やっと本題に入ります。「Sound Engine」で歌ってみたを録音してみよう!
窓の杜とかでDLしてきます。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/soundengine/
ユーザー登録もありません。インストールしたらすぐ起動できます。
起動したら、操作する箇所は2箇所。こことここ。そんでここがうにうに動いたらOK!
白まるで囲んである、「▷」を押すと、録音が始まります。録音してみましょう~!
「あ~あ~テステス。」
どうですか?できましたか?
◆カラオケに合わせて歌う
ボトムバーを表示させます。(デフォルトで表示されていたはずです。)
うっかり無くなっちゃった人はここから表示させましょう。
ここのボトムバーに、カラオケ音源をドラッグ&ドロップします。
はいできました。
ここでさっきみたいに「▷」を押すと、カラオケの再生が始まるので、合わせて歌ってください。
録音できました。
左上の赤いまるのとこ「別名で保存」を選択して「デスクトップ」に保存してください。「保存」にするとデータが行方不明になります。
必ず、「別名で保存」→「デスクトップ」に保存してください。
これで、WAV形式で録音できたので、あとはmix師さんに、今使った「カラオケ音源」と「ボーカル音源」を送りつければ完了です!
頑張りました!おめでとうございます☆
◆24bitで録音しておこう
今までの説明が超余裕だった方は録音形式も気にしてみましょう。(ここは読み飛ばしても大丈夫です!)
「録音」を選んだら、「ビット」のところろで「24」を選びます。
これで、「44.1kHz・24bit」という高音質で録音できます。
他にも、録音音質についてはいろいろありますが、「44.1kHz・24bit・wav」になっていれば、mix師さんに渡した時に「No!」と言われることは無いと思います。
◆おわり
手軽に歌ってみたを始めるには、「 Studio One」や「Cakewalk」を導入するよりも、はるかに簡単に録音できます。
機械ニガテだ...という方は、試してみてください。